生存を懸け、繰り広げられる愛憎劇を描いた愛憎劇『未来は裏切りの彼方に』主演 アリシア・アグネソンのオフィシャルインタビューが到着!

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4月8日(土)

閉鎖的な軍需工場のある小さな村を舞台に、生き延びるために奔走する男女を描いたサスペンス・ドラマ『未来は裏切りの彼方に』より、第二次世界大戦に歩兵部隊の一員として参加している夫・ジャックが帰るまで、田舎村の軍需工場で働くエヴァ役のアリシア・アグネソンのインタビューが届いた。

1944年、スロバキア第一共和国。第二次世界大戦下、仲間たちが楽しむ娼館を後に、部隊から脱走した一人の若い兵士がいた。彼は、流産後田舎の軍需工場で働く妻の元に身を寄せ、脱走兵であることを隠しながら妻と共に工場で働き始める。しかし、運命のいたずらか、娼館にいた謎の美女が工場経営者と結婚するために村にやってきて……。


ナチス・ドイツの支配に対して起こったスロバキア民衆蜂起を背景に、「小さな王国(原題)」とも言うべき傲慢な男が独裁的に経営する軍需工場で、生存を懸け繰り広げられる愛憎劇、パワハラ、裏切り、忍び寄る戦争の暗い影。衝撃のラストが胸を打つ。

『未来は裏切りの彼方に』予告編

Q: 1944年の女性を演じるのはいかがでしたか?
A:私はその時代を演じるプロセスをとても楽しみました。あの時代、女性でいることの意味は、もちろん今の女性とは全く違うと思います。でも戦時中、女性は初めて一人で仕事をしたり、リーダーになったり、家族を養うようになったりしました。戦前、それは通常男たちの役割でした。なので、そのような役に入っていくのはとても興味深いことでした。当時の女性たちについての本も読みましたし、リサーチもしました。とても興味深かったです。そんなに昔ではないのに、今の暮らしと比べると、特に女性たちの暮らしが全く違うものだったと思うと、謙虚になりますね。


Q: たくましい女性像が描かれていますね?
A:映画に出てくる女性たちはみんな、頑固で気も強いです。それは、戦争が続いていた1940年代と関係あるかもしれません。当時の女性たちは一生懸命働いていて、我慢の限界だったんでしょう。映画の女性たちは色々なことに一緒に向き合ってきたので、意志も気も強いのです。もちろん、争いや葛藤がありますが、彼女たちは協力しあって、もうくだらないことにエネルギーを向けません。それは、あの時代だからこそだと思います。個人的に、そこがとても好きです。女性たちが、やられっぱなしではなく、前に突き進んで、強くなっていく姿を描く映画が好きです。

Q: 夫のジャックを演じたラクラン・ニーボアとは撮影前からお知り合いでしたか?
A: いいえ、知り合いではありませんでした。私の役柄が先に固まったので、ジャックを演じる俳優を探す過程にも参加しました。なので、彼とは、(ジャック役の)オーディションで会いました。彼が(オーディションを終えて)部屋から出た途端、私たちは顔を見合わせて、「彼がジャックね。」と言い合いました。


Q: 他の共演者はいかがでしたか?
A:キャストはかなり国際的でしたね。キャストの多くはスロバキア出身でしたし、イギリスの人もいました。私はイギリス在住ですが、スウェーデン出身ですし。キャストとの初めての顔合わせは、(スロバキアの最大都市)ブラチスラバでの読み合わせでした。

Q: 多国籍のキャストとスタッフとの撮影はいかがでしたか?
A:多国籍性のある現場が私は大好きなんです。みんなやり方が違うから、世界中から来たクルーに会うのが好きなんですよ。チーム、特にスロバキアのクルーはとても働き者で、とてもよかったです。非常に集中していました。言語の壁はもちろんあり、お互いうまく意思疎通できないこともありました。クルーにはスロバキア語以外あまり話せない人もいましたから。でもそれはそれで楽しくて、結局、どうにかお互いを理解し合おうと努力することで、仕事もうまくいきました。むしろ、言語の壁のお陰でよりうまくいったのかもしれません。非常に努力してコミュニケーションを取らなければいけませんから。

Q: 読者にメッセージをお願いします。
A: 強い女性、リーダーシップや、諦めないことについての映画です。強い女性や困難に挫けず進むことについて描いています。現代にも通じるテーマを扱った作品です。映画館に足を運んで、見るべき映画だと思います。きっと気に入ると思いますよ。


4月14日(金)よりアップリンク吉祥寺、4月15日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

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